こんにちは!ブログ管理人の なお です。
子供の小学校入学に合わせて検討する「見守りGPS」。
「子供の安全のためだから」と、なんとなく月額500円〜700円程度の専用GPS(BoTトークなど)を契約しようとしていませんか?
ちょっと待ってください。
その機能、本当に「毎月お金を払い続ける」ほどの価値がありますか?
私は自動車開発の仕事をしていますが、職業柄「コスト対効果(コスパ)」にはシビアです。
結論から言うと、「過剰な機能はいらない。場所さえ分かればいい」という家庭にとって、専用GPSはオーバースペックです。
今回は、あえて「AirTag(月額0円)で十分」という視点から、3児の父としてのリアルな運用論と、衝撃のコスト差について解説します。
「月額500円」を甘く見てはいけない。6年間の総額差は?
まずは数字から現実を見ましょう。
「月額500円くらいなら…」と思いがちですが、小学校6年間払い続けた場合、そして子供が複数いる場合、その差額は無視できない金額になります。
【小学校6年間(72ヶ月)の総コスト比較】
| 項目 | AirTag (Apple) | BoTトーク (専用GPS) |
| 端末代金 | 4,980円 | 5,280円 |
| 月額利用料 | 0円 | 528円 |
| 6年間の維持費 | 0円 | 38,016円 |
| トータル支払額 | 4,980円 | 43,296円 |
| 差額 (1人あたり) | ― | 約38,300円 |
1人あたり約4万円の差です。
もし我が家のように子供が3人いた場合、専用GPSを持たせると「約12万円」もの固定費がかかる計算になります。
これだけの金額があれば、家族旅行に行けますし、子供の習い事を増やすこともできます。
「ただ場所を知るだけ」に、これだけのお金を払う価値があるでしょうか?
「通知」や「履歴」は本当に必要か?
専用GPSの売りは「学校に着いた通知」や「移動履歴」です。
しかし、冷静に運用シーンを想像してみてください。
- 通知: 仕事中に毎日「学校に着きました」という通知を見ていますか? 最初こそ見ますが、慣れれば見なくなります。
- 履歴: 「どの道を通ったか」を毎日チェックしますか? しませんよね。
多くの親が必要とするのは、「子供が帰ってくるのが遅い時、今どこにいるか確認したい」というスポット的な検索だけのはずです。
その用途であれば、AirTagで十分です。
AirTagは履歴は見れませんが、「今、どこにいるか」はiPhoneのネットワークを使って表示してくれます。
「AirTagは見守りにならない」は本当か?
よく「AirTagは近くにiPhoneがないと更新されないから使えない」と言われますが、これは住んでいる地域によります。
日本は世界でも有数の「iPhoneシェアが高い国」です。
都市部や住宅街であれば、数分に1回は誰かのiPhoneとすれ違います。通学路や公園、駅周辺なら、位置情報の更新頻度は実用十分なレベルです。
実際に我が家でもAirTagを持たせていますが、「場所が全然更新されなくて困った」という経験は、日常使いではほとんどありません。
ちなみに我が家は神奈川県県央地区の住宅街で、中学生の子供が通学する経路は田んぼなどもあったりする地域ですが、それでも何分間もi phone とすれ違いがないというシーンは考えにくいです。
(※もちろん、山間部や極端な過疎地にお住まいの場合は話が別ですが、一般的な市街地なら問題ないケースが大半です)
3児の父の結論:まずはAirTagから始める「スモールスタート」が正解
いきなり高コストな専用GPS端末を契約する必要はないかと思います。
まずはAirTag(約5,000円・買い切り)から始めてみるのが、最も賢い戦略かなと思います。
- AirTagを持たせてみる
- 数週間運用してみる
- 「更新頻度が低すぎる」「やっぱり通知が欲しい」と感じたら、その時に専用GPSを検討する
この手順であれば、無駄な月額費用を払わずに済みます。もし専用GPSに切り替えたとしても、余ったAirTagはカギや財布の紛失防止に使えばいいので、無駄にはなりません。
電池持ちのメリットも
専用GPSは1週間〜1ヶ月に1回充電が必要ですが、AirTagは電池交換が1年に1回程度。
「充電し忘れて持たせてしまった」という、一番のリスク(ヒューマンエラー)を防げるのも、忙しい親にとっては大きなメリットです。
【推奨】AirTagは「通学カバン」ではなく「家の鍵」に取り付けるのが最強
多くの親御さんはAirTagを通学カバンのポケットに入れっぱなしにしがちですが、私は**「家の鍵(キーホルダー)」**として取り付けることを強くおすすめします。
理由は2つあります。
- 「肌身離さず」持ち歩くから 子供は公園に着くと、カバンをベンチに放り出して遊び回ります。その間、GPS(カバン)と本人(子供)の位置が離れてしまい、正確な居場所が分かりません。しかし、家の鍵ならポケットに入れて持ち歩く確率が高く、より本人の位置を捕捉できます。
- 鍵の紛失対策になる(本来の用途) 子供に鍵を持たせる際の一番の恐怖は「紛失」です。AirTagはもともと紛失防止タグ。万が一鍵を落としても、スマホの「探す」機能で数メートル単位で特定できます。
「子供の見守り」と「鍵の紛失防止」。この一石二鳥の運用こそが、AirTagのコスパを最大化する使い方です。100均やAmazonで売っている安いキーリング付きケースで十分ですので、ぜひ鍵とセットにして持たせてあげてください。
まとめ:安心は「機能」ではなく「運用」でカバーする
- 月額コスト: 3人分で年間数万円の差が出る。
- 必要機能: 「今どこ?」が分かれば十分ならAirTagでOK。
- エリア: 日本の住宅街ならAirTagのネットワークは強力。
「子供の安全=高いお金を払うこと」ではありません。
必要な機能を見極め、浮いたお金を教育費やレジャーに回す。それが、これからの賢い子育て世代の「見守り戦略」ではないでしょうか。

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