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こんにちは。3人の子どもを育てているサラリーマンのなおです。
「子どもの見守り、そろそろ何か持たせたい。でも専用GPSは月額がかかるし、キッズケータイも高い……使ってない古いスマホがあるのに、これGPS代わりにできないの?」
こう思って検索したあなたへ。結論から言います。できます。我が家は月290円で運用しています。

専用GPS、便利そうだけど月額がずっとかかるのがね……。うち、子ども3人だし。

そこなんだよ。だから我が家は、月額を払い続ける発想をやめて「中古スマホを買う」ことにした。初期費用はかかるけど、月290円で済んでる。
ただし、「中古スマホがGPS代わりに最適な家庭」と「やめておいた方がいい家庭」はハッキリ分かれます。この記事で分かるのは次の5つです。
- 中古スマホをGPS代わりにした場合の本当の総額(初期費用も隠さず計算します)
- 専用GPS・キッズケータイと比べて、何年使えば元が取れるのか
- 中古スマホの最大の落とし穴「ネットワーク利用制限△」と、私が実際に引いた話
- SIMなしの古いスマホでもGPS代わりになるのか(iPhoneとAndroidで答えが違います)
- 小学生・中学生・高校生で何を持たせるべきかの年齢別戦略
読みたいところから読んでください
- まず結論とコストを見る
- 専用GPS・キッズケータイとの比較
- AirTagと中古スマホ、どっちを持たせる?
- 買い方・機種選び・SIMの選定
- SIMなしの古いスマホでもGPS代わりになる?
- povoの「0円運用」は本当にお得か
- 見守りアプリの設定方法(無料)
- 【年齢別】いつ何を持たせるべきか
- 中古スマホが向かない家庭
- よくある質問(8問)
なお、専用GPS同士を比較して選びたい方は、こちらの記事の方が役に立ちます。
子供用GPS端末を実際に比較したレビュー(まもサーチ3ほか)
- 結論:中古スマホは子どものGPS代わりになる|月290円で専用GPSより安い
- 中古スマホをGPS代わりに使う仕組み|必要なのは端末とSIMの2つだけ
- AirTag代わりに古いスマホを使う? どっちを子どもに持たせるか
- 我が家の最安構成:中古スマホ本体+日本通信SIM
- SIMなしの古いスマホでも、子どものGPS代わりになる?
- 「povoの0円運用でいいのでは?」→ 180日ルールの罠
- 子どもの居場所を見る設定|ファミリーリンクとiPhone「探す」(無料)
- 【年齢別】いつ何を持たせる?我が家の乗り換え戦略
- こういう家庭は「中古スマホ以外」を選んだ方がいい(正直な分岐)
- 中古スマホ代を、楽天ポイントでどこまで相殺できるか
- 中古スマホをGPS代わりにする時のよくある質問
- まとめ:中古スマホをGPS代わりにするなら日本通信290円が最適解
結論:中古スマホは子どものGPS代わりになる|月290円で専用GPSより安い
さきに我が家の実際のコストを出します。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 中古スマホ本体(arrows We/中古) | 8,900円(買い切り・1回だけ) |
| SIM契約事務手数料(日本通信) | 3,300円(初回のみ/スターターパック利用なら約2,000円に圧縮可) |
| SIM月額(日本通信 合理的シンプル290プラン・1GB) | 月290円(税込) |
| 見守りアプリ | 0円(Googleファミリーリンク/iPhoneの「探す」) |
| 初期費用の合計 | 12,200円 |
| 月々のランニング | 290円 |
いっぽう、子ども向けの専用GPSやキッズケータイの相場はこうです。
- 専用GPS:本体5,000〜7,000円程度+月額430〜750円ほど(機種により幅があります)
- キッズケータイ:本体+月額550円〜
月々のランニングだけを見れば、中古スマホ+日本通信290円は専用GPSより明確に安く、機種によっては半額以下になります。年間のランニングでならすと、専用GPSが約5,100〜9,000円かかるのに対し、中古スマホ+日本通信は3,480円。1人あたり年1,700〜5,500円、子ども3人なら年5,000〜1万6,000円ほどの差です。
しかも中古スマホなら「電話」「メッセージ」「カメラ」まで使えて、見守り以外の役割も果たします。
ただし、初期費用は中古スマホの方が高いという事実も先に書いておきます。ここを隠して「安い」と言うつもりはありません。詳しくは後述します。
中古スマホをGPS代わりに使う仕組み|必要なのは端末とSIMの2つだけ
なぜこんなに安くできるのか。理由はシンプルで、「見守り機能」に本来お金を払う必要がないからです。
子どもの位置を知るのに必要なのは、①GPS付きの端末と、②通信できるSIM、この2つだけ。位置共有アプリはGoogleもAppleも無料で配っています。
専用GPSの月額は、要するに「専用ハードの通信費+サービス利用料」です。同じことは、中古スマホ+格安SIMならもっと安くできる。それだけの話です。
専用GPS・キッズケータイと比べた実際のコスト差
- 初期費用:中古スマホは本体+SIM契約事務手数料3,300円(スターターパック利用で約2,000円に圧縮可)。専用GPSは本体+事務手数料がかかる場合あり
- 月額:中古スマホ+日本通信290円 vs 専用GPS 430〜750円
- できること:中古スマホは通話・カメラ・アプリも使える/専用GPSは位置情報のみ
- 拡張性:中古スマホは子どもの成長に合わせて「普通のスマホ」に昇格できる/専用GPSは卒業したら終わり
「今は見守りだけでいいけど、いずれスマホを持たせる」という家庭なら、最初から中古スマホにしておけば買い替えが1回減るというメリットもあります。
AirTagなら月額0円。子供の見守りはこれで足りる家庭も多い
AirTag代わりに古いスマホを使う? どっちを子どもに持たせるか
我が家はAirTagも中古スマホも両方使ってきました。その上での使い分けはこうです。
| 比較項目 | AirTag(互換品含む) | 中古スマホ+SIM |
|---|---|---|
| 本体価格 | 純正約4,980円/互換品1,500〜2,500円 | 8,900円(我が家の実績) |
| 月額 | 0円 | 290円〜 |
| 位置の分かり方 | 近くに誰かのiPhoneなどApple製端末がある時だけ更新 | ほぼリアルタイムに近い |
| 向いている子 | 小学生・持ち物に付けたい | 中学生・行動範囲が広い |
| できること | 場所の把握だけ | 通話・メッセージも |
「だいたいどこにいるか分かればいい」ならAirTagで十分。「塾や部活で行動範囲が広く、連絡も取りたい」なら中古スマホというのが、実際に両方使った結論です。
なお我が家が低学年に持たせたのは純正ではなく互換品です(理由は年齢別戦略のところで書きます)。
我が家の最安構成:中古スマホ本体+日本通信SIM
ここからは具体的な作り方です。用意するのは「中古スマホ本体」と「格安SIM」の2つだけ。
見守り用の中古スマホは「どのくらいのスペック」を選べばいい?
まず大前提として、見守り用途にハイスペックは一切不要です。位置共有アプリと電話・メッセージが動けばいいので、数年落ちの中古で十分。私が選ぶときの基準はこれくらいです。
- Androidなら:Googleファミリーリンク/位置情報が動く機種。おサイフや高性能カメラは不要
- iPhoneなら:iPhone SE(第2世代)やiPhone 11あたりで十分。「探す」アプリが使えれば世代は問わない
- ストレージ:写真や動画をたくさん撮らせないなら64GBでも十分
- 電池:中古は電池が劣化していることがあります。iPhoneなら商品ページの「バッテリー最大容量」が高いものを選ぶ。Androidはこの表示がないことが多いので、「未使用に近い」など状態ランクの高いものを選ぶか、モバイルバッテリーの併用を前提に考えるのが現実的です
ちなみに我が家が実際に見守り用に使っているのは「arrows We」で、購入価格は8,900円でした(これもイオシスで買っています)。もともと2万円台で売られていたエントリーモデルなので、中古ならこの価格帯で見つかります。
「安いAndroidで大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、GPS代わりとしての役目は十分に果たせます。実際、我が家ではこれで何の不足もありません。
買う前の必須チェック|SIMフリーか、対応バンドは合っているか
ここは中古スマホで一番失敗しやすいところなので、購入ボタンを押す前に必ず確認してください。
- SIMフリー(またはSIMロック解除済み)か:キャリアで売られていた端末は、他社のSIMが使えないようロックされている場合があります。商品ページに「SIMフリー」「SIMロック解除済み」と書かれているものを選べば安心です
- 対応バンド(電波の種類)が合っているか:日本通信はドコモ回線なので、ドコモの電波に対応した端末を選ぶ必要があります。ドコモ版またはSIMフリー版なら基本的に問題ありません
中古スマホ専門店の商品ページには、この2つがきちんと書かれています。フリマアプリの個人出品だと書かれていないことが多く、届いてから「使えない」となりがちです。
中古スマホはどこで買う?(イオシス・にこスマ)
私が使うのは中古スマホ専門店です。
- イオシス:とにかく安い。在庫が多い。ネットワーク利用制限への保証がある(後述)
- にこスマ:伊藤忠グループ運営。保証が手厚め。少し高いが安心重視の人向け
どちらも楽天市場に公式店があるので、楽天ポイントを貯めている人は楽天店で買うと実質さらに安くなります。フリマアプリで個人から買うより、専門店の方が検品・保証がしっかりしていて、トラブルは起きにくいと感じています。
【最重要】中古スマホの落とし穴「ネットワーク利用制限△」
ここは私が実際にハマったので強めに書きます。中古スマホには「ネットワーク利用制限」という表示があり、○△×の3種類があります(このほかに「−(判定対象外)」という表示もあります)。
- ○:問題なし
- △:前の持ち主が端末代を分割で払い終えていない状態。将来「×(通信不可=赤ロム)」になるリスクがゼロではない
- ×:通信できない。買ってはいけない

△って書いてある方が安いんでしょ? でも「使えなくなるかも」なんて、こわくて買えないんだけど。

その感覚は正しい。ただ、保証のある店で買うなら話は別なんだ。……実は私、その「△」を引いた側なので、実体験で話すね。
そして正直に書きますが、私はこの「△」で実際に痛い目を見ました。
ただし赤ロム化したのは、見守り用のarrows Weではありません。自分用にイオシスで買ったiPhone 15の方です。見守り機のarrows Weは今も問題なく動いています。
それでも、ある日いきなり通信できなくなったときは肝を冷やしました。ただ、イオシスに電話したのが7月9日、返金が完了したのが7月15日。実質6日で解決しました。正直、トラブルそのものよりも「その後どうしてくれるか」の方が店選びでは重要だと痛感した出来事です。
結論はこうです。イオシスは、購入した端末が赤ロム化した場合、保証期間の有無にかかわらず同等品との交換または全額返金に応じてくれます(付属品に欠品がないことが条件。ジャンク品は対象外)。保証のある店で買う限り、△を過度に恐れる必要はありません。イオシスの公表値では、△が×になった割合は0.15%(同社2021〜2022年の集計)です。
むしろ△は価格が安いことが多いので、保証のある店で買うなら△は「お得な選択肢」とも言えます。ただし保証のないフリマ(メルカリ等)で△を買うのは絶対に避けてください。赤ロム化しても誰も助けてくれません。
SIM:日本通信「合理的シンプル290プラン」を選んだ理由
見守り用途のSIMに求めるのは「安さ」と「最低限のデータ量」だけ。動画を見せるわけではないので、大容量は要りません。
私が選んだのは日本通信の合理的シンプル290プラン(月290円/1GB)です。
実測すると、我が家では毎月1GBをきっちり使い切っています。ただしこれは、子どもが位置共有以外の用途(メッセージや調べもの)にも使っているからです。位置共有だけに限れば、1GBは明らかに余ります。
足りなくなっても、1GBあたり220円で必要な分だけ追加できるので、まずは1GBで始めて問題ありません。
※電池の持ちや位置情報の更新精度については、我が家では厳密に計測していないため、この記事では断定を避けます。体感で困ったことはありませんが、数値は正直に「未計測」とだけお伝えしておきます。
届いてからの設定は10分|SIM挿入とAPN設定だけ(契約は親名義で)
端末が届いたら、やることは2つだけです。
- SIMカードを挿す
- APN設定をする(ネットにつなぐための設定。日本通信の公式サイトに手順があり、その通り入力するだけです)
慣れていなくても10分ほどで終わります。
そして意外と見落とされるのが契約者の名義です。日本通信のSIMは未成年名義では契約できません。親名義で契約して、子どもに持たせる形になります。手続き上つまずきやすいので、先に知っておいてください。
SIMなしの古いスマホでも、子どものGPS代わりになる?
「そもそもSIMを契約せず、家に眠っている古いスマホをそのまま持たせればいいのでは?」——これはよく聞かれる質問ですが、iPhoneとAndroidで答えが変わります。
古いiPhoneは「探す」ネットワークで、ほぼAirTag代わりになる
古いiPhoneは、SIMが入っていなくても、電源が入っていれば位置がわかる場合があります。Appleの「探す」ネットワークが、周囲にいる他人のiPhoneを中継して位置情報を届けてくれる仕組みがあるためです。
つまり古いiPhoneは、AirTag代わりとしてかなり使えます。「とりあえず家にある古いiPhoneを持たせてみたい」という人は、まずSIMなしで試してみるのもアリです。
SIMなしのAndroidは、Wi-Fiが届く場所だけ
一方、AndroidをSIMなしで使うと、Wi-Fiが届く場所でしか位置が分かりません。外出先にWi-Fiはないので、肝心の登下校中や外出中に居場所が分からないことになります。
見守りの目的を考えると、これでは意味がありません。Androidを見守りに使うなら、SIMは必須です。
SIMなし運用の最大の弱点:110番・119番がかけられない
そして、これが一番大事な話です。SIMが入っていない端末では、110番や119番の緊急通報ができません。
子どもに持たせる意味を考えてみてください。位置が分かることも大切ですが、本当に困ったときに助けを呼べることの方がもっと大切です。
私が月290円のSIMを入れている理由は、実はデータ通信のためだけではありません。「いざという時に電話がかけられる」という保険料として払っています。月290円でそれが買えるなら、私は安いと判断しました。
「povoの0円運用でいいのでは?」→ 180日ルールの罠
中古スマホ見守りを調べると、必ず出てくるのが「povoなら基本料0円」という話。たしかにpovoは月額0円で維持できます。が、ここには条件があります。
povoは、180日間、有料トッピング(povoでデータや通話を都度買い足す仕組み)を一度も購入しないと、事前通知のうえ利用停止になるルールがあります。最安のトッピングは「データ使い放題(24時間)330円」なので、半年に一度330円を払う前提なら月あたり55円ほど。
※なお、180日の間に従量の通話料・SMS送信料の合計が660円を超えていれば、トッピングを買わなくても停止対象外になります。
つまり厳密には「完全0円」ではなく、半年に一度の課金と、その期限管理が必要ということです。
それでも私が日本通信を選んだ理由

え、それなら断然povoじゃない? 年間で3,000円近く違うんでしょ。

数字だけ見ればそう。でもね、「半年に1回、忘れずに買う」っていう宿題を10年続けられる? 私は絶対どこかで忘れて、肝心なときに止まると思う。
年間で比べると、povoは約660円、日本通信は3,480円。差額は年2,800円ほどです。
この差額をどう見るか。私の判断はこうです。年2,800円と引き換えに、「半年ごとにトッピングを買わないと止まる」という管理を背負い続けるのは、割に合わない。
日本通信なら、放っておいても止まりません。トッピングの期限を気にする必要が一切なく、それでいて最安クラスで運用できます。わずかな差額のために、頭のメモリを1つ余計に使い続ける——これが私にとっては一番のコストです。
- とにかく維持費を1円でも下げたい・管理の手間はいとわない → povo(半年ごとのトッピング管理が必要)
- 管理を忘れたくない・月額を固定して考えることを減らしたい → 日本通信290円
我が家は迷わず日本通信です。「0円」という言葉に釣られる前に、この180日ルールと”管理コスト”は知っておいてください。
子どもの居場所を見る設定|ファミリーリンクとiPhone「探す」(無料)
端末とSIMが用意できたら、位置共有を設定します。どちらも無料で、思ったより簡単です。
Androidの場合:ファミリーリンクで確認(我が家はこれ)
Androidなら、Googleファミリーリンクで子どもの居場所をいつでも確認できます。我が家はarrows We(Android)なので、実際に使っているのはこちらです。
位置の確認だけでなく、アプリの利用制限や使用時間の管理もできるので、「見守り+使いすぎ防止」を一括でカバーできるのが強みです。
iPhoneの場合:「探す」アプリだけでOK
iPhoneなら、標準の「探す」アプリでファミリー共有(家族のApple IDをひも付けておく機能)を設定するだけで、子どもの居場所が地図上でかんたんに分かります。追加アプリのインストールも不要です。
塾・自宅に着いたら通知が届く(ジオフェンス設定)
そして、これが地味に一番便利なのですが、特定の場所に着いたタイミングで通知を受け取る設定ができます。たとえば、
- 塾に着いたら通知が来る
- 家に着いたら通知が来る
いちいち地図アプリを開かなくても、「無事に着いた」が通知で自動的に分かる。共働き家庭とは特に相性がいい機能です。職場にいながら「ちゃんと帰宅したか」が分かります。
ただし、注意点が2つあります。
- 子どもの端末がオンラインでないと通知は届きません(電池切れ・圏外では来ない)
- iPhoneの「探す」で到着通知を設定すると、相手(子ども)側にも通知設定されたことが表示されます
ポイントは、子どもに持たせる前に親のスマホで位置が見えるか必ずテストしておくこと。いざという時に「設定できてなかった」では意味がありません。
【年齢別】いつ何を持たせる?我が家の乗り換え戦略
ここまで「中古スマホ+SIM」を推してきましたが、すべての年齢にこれが最適というわけではありません。
見守りグッズで一番もったいないのは、先回りして良いものを買ってしまうことです。子どもの行動範囲は学年とともに段階的に広がるので、その時々で必要十分なものに乗り換えるのが、結局いちばん安く済みます。
3人の子を育ててきた我が家の戦略を、学年別にまとめます。
| 時期 | 持たせるもの | 目安コスト |
|---|---|---|
| 小学校低学年 | AirTag互換品 | 1,500〜2,500円/月額0円 |
| 小学校中学年〜高学年 | 安い中古スマホ+格安SIM | 8,900円/月290円 |
| 中学生 | 同上(買い替え不要) | 同上 |
| 高校生 | まともなスペックのスマホ | 本体・通信ともに見直し |
小学校低学年:スマホはまだ要らない。エアタグ互換品で十分
低学年のうちは、行動範囲が学校と家の往復+近所くらいで、習い事も親の送迎が中心です。この段階で必要なのは「連絡を取ること」より「持ち物がどこにあるか分かること」。
だったら、AirTagの互換品を1つ、ランドセルに入れておけば十分です。互換品なら1,500〜2,500円ほどで買えて、月額はかかりません。この時期にスマホを持たせても、正直まだ使いこなせませんし、紛失リスクの方が高いです。
低学年向けAirTag互換品おすすめ3選(実機レビュー)
エアタグをランドセルのどこにつけるか(学年別の正解)
小学校中学年〜高学年:塾通いが始まったら中古スマホへ
流れが変わるのは、子どもが「一人で、決まった時間に、決まった場所へ行く」ようになったときです。我が家の場合は塾通いが始まったタイミングで中古スマホに切り替えました。
夜に一人で移動する時間が生まれると、「だいたいどこにいるか」だけでは不安になります。「無事に着いたか」を通知で知りたいし、遅れるときに連絡を取りたい。ここまで来ると、AirTagでは役割不足です。
とはいえ、この段階でも高いスマホは不要。8,900円のarrows Weで必要十分でした。
中学生:スペックを上げる必要は、まだない
「中学生になったらそろそろ良いスマホを」と考えたくなりますが、我が家は中学生になっても安い中古スマホのままです。理由は単純で、通っている中学校がスマホの持ち込みを禁止しているからです。
(文部科学省は2020年に、条件を満たせば中学校へのスマホ持ち込みを容認する方針へ転換していますが、実際に認めるかどうかは学校ごとの判断です。お子さんの学校の規則は必ず確認してください。)
使う場面は、登下校・塾・友達と出かけるときに限られます。学校にいる間はカバンの中か、そもそも持って行けない。この状況で高性能な端末を持たせる理由がありません。
むしろ、紛失や破損のリスクを考えると、安い機種の方が精神衛生上ずっとラクです。落として壊れても「まあ8,900円だし」で済みます。10万円のスマホだとそうはいきません。
中学生のスマホ・学校持ち込みルールと我が家の実体験
中学生×エアタグを1年使った実体験レビュー
高校生:ここで初めて「まともなスマホ」を
スペックを上げるべきタイミングは、高校生になってからだと考えています。
高校生になると行動範囲が一気に広がり、友達との連絡も学校からの連絡もスマホが前提になります。アルバイトやSNS、写真を撮る機会も増える。ここで初めて「ちゃんと使えるスマホ」の出番です。
同時に、通信量も一気に増えるので、290円の1GBプランでは足りなくなります(日本通信にも20GB/1,390円などの上位プランはありますが、本体・通話込みで見直す好機です)。
この戦略の要点:「先回りして買わない」
まとめると、低学年=AirTag互換品 → 中学年〜中学生=安い中古スマホ → 高校生=本格スマホ、という3段階の乗り換えです。
一見、何度も買い替えて損に見えるかもしれません。でも、低学年から高性能スマホを持たせた場合の総額を考えてみてください。月額の高いプランを何年も払い続け、途中で落として壊し、結局高校生でまた買い替える——段階的に乗り換えた方が、多くの家庭ではトータルで安く済むはずです。
子どもの成長に合わせて、必要十分なものを。これが我が家の結論です。
こういう家庭は「中古スマホ以外」を選んだ方がいい(正直な分岐)
安さだけで勧めるつもりはありません。以下に当てはまるなら、別の選択肢が正解です。
通話もちゃんとさせたい・データも使わせたい家庭 → 楽天モバイル
「見守りだけでなく、そろそろ普通にスマホデビューさせたい」——そういう家庭なら、中古+格安SIMの最小構成は逆に遠回りかもしれません。通話もデータも1回線でまかなえる楽天モバイルの方が、結局ラクで安上がりになることがあります。
料金は3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、それ以上いくら使っても3,278円(すべて税込)の3段階。使った分だけの料金なので、月によって使用量の差が大きい子ども回線と相性がいいです。見守りアプリはそのまま使えるので、「見守り+普通のスマホ」を1回線で完結できます。
設定が苦手・確実な見守りが欲しい家庭 → 専用GPS
「中古スマホの設定や充電管理が面倒」「とにかく確実に位置が分かればいい」なら、素直に専用GPSが正解です。充電は月1回程度で済み、スマホより手間はかかりません。小学校低学年で「まだスマホは早い」という家庭にも向いています。
子供用GPS端末を実際に比較したレビュー(まもサーチ3ほか)
中古スマホ代を、楽天ポイントでどこまで相殺できるか
費用対効果にうるさい私からの提案です。中古スマホ本体を楽天市場店で買うなら、楽天カードで支払うとポイント還元の分だけ安くなります。
楽天カードの新規入会特典は時期によりますが、5,000〜8,000ポイント程度のことが多いようです(付与条件・金額は変動するので必ず公式で確認してください)。8,900円のarrows Weなら、本体代の半分以上をポイントで相殺できる計算になります。
ただし特典内容は頻繁に変わるので、「タダになる」と期待して申し込むのは違います。年会費は無料なので、楽天のサービスをまとめて使ってポイントを貯めている(いわゆる楽天経済圏の)家庭なら、持っておいて損はない、くらいの位置づけです。
中古スマホをGPS代わりにする時のよくある質問
Q. 結局、専用GPSと比べて何年で元が取れる?
初期費用まで含めて正直に計算します。中古スマホ側は本体8,900円+SIM事務手数料3,300円で初期12,200円、専用GPSは本体5,000円前後。初期は中古スマホの方が7,000円ほど高いです。
これを月額差(290円 vs 430〜750円)で埋めていく形になるので、逆転までは月額750円クラスの専用GPSと比べて約1年半、月額530円クラスと比べると約2年半かかります。スターターパックで初期を抑えれば2年ほどに縮まります。
「すぐ元が取れる」わけではない、というのは正直に書いておきます。長く使う前提なら安い、という話です。
Q. 中古スマホでも110番・119番はかけられる?
SIMを入れていればかけられます。逆に、SIMなしの端末では緊急通報ができません。ここは見守り用途で一番大事なポイントなので、SIMは入れることを強くおすすめします。
Q. 中古スマホの電池は1日もつ?
機種と劣化具合によります。中古は電池が弱っていることがあるので、購入時に状態ランクの高いものを選ぶのが対策です。心配なら、カバンに小さいモバイルバッテリーを一緒に入れておくと安心です。
なお、電池が切れたら見守りは機能しません。我が家では「帰ったら充電器に挿す」を習慣にしています。ここは仕組みより習慣づけの問題です。
Q. 子供が勝手にゲームやSNSを使わない?
Androidならファミリーリンク、iPhoneなら「スクリーンタイム」で、アプリのインストール制限・使用時間の制限がかけられます。「見守り専用機」として最低限の機能だけ残す設定にしておけば、遊びに使われる心配は抑えられます。
Q. 位置情報はリアルタイムで分かる?
更新間隔をストップウォッチで計ったわけではないので断定はしませんが、体感では「今どのあたりにいるか」「無事に着いたか」を知る用途には十分でした。専用GPSとの更新頻度の厳密な比較は、我が家では未計測です。
Q. キャリア版の中古スマホでも日本通信のSIMは使える?
SIMロックが解除されていて、ドコモの電波に対応していれば使えます。中古スマホ専門店の商品ページには「SIMフリー」「SIMロック解除済み」と明記されているので、そこを確認して買えば失敗しません。
Q. 日本通信のSIMは子ども名義で契約できる?
できません。未成年名義での契約に対応していないので、親名義で契約して子どもに持たせる形になります。
Q. 古いスマホが家にない場合は?
その場合こそ、この記事の出番です。中古スマホ専門店でarrows Weのようなエントリーモデルを1台買えば、あとは月290円で運用できます。専用GPSを本体+月額で買い続けるより、長く使うほど安くなります。
まとめ:中古スマホをGPS代わりにするなら日本通信290円が最適解
最後に整理します。
- 最安構成:中古スマホ本体+日本通信290円プラン。月々のランニングは専用GPS(430〜750円)より確実に安い
- ただし初期費用:本体8,900円+SIM事務手数料3,300円=12,200円。元が取れるのは1年半〜2年半後。すぐ得するわけではない
- 機種選び:ハイスペック不要。我が家はarrows Weを8,900円で購入。SIMフリーか・対応バンドだけ確認
- 中古スマホの注意点:ネットワーク利用制限△は保証のある店(イオシス等)で買えばOK。フリマは避ける
- SIMなし運用:古いiPhoneはAirTag代わりになるが、Androidは不可。何より緊急通報ができないので、SIMは入れるべき
- povoの0円は180日ルールに注意。差額は年2,800円ほど。管理の手間を増やしたくないなら日本通信
- 設定:Androidはファミリーリンク、iPhoneは「探す」。「塾・家に着いたら通知」が便利
- 年齢別戦略:低学年=AirTag互換品/中学年〜中学生=安い中古スマホ/高校生=本格スマホ。先回りして買わないのが最安
- 向かない家庭:設定が苦手/確実さ最優先 → 専用GPS、本格スマホデビュー → 楽天モバイル
子どもが大きくなると、親の目が届かない時間が一気に増えます。完璧な見守りはできなくても、「だいたいどこにいるか」「無事に着いたか」が分かるだけで親の安心感は大きく変わります。
使っていない古いスマホがあるなら、まずは月290円から試してみてください。なければ、中古を1台用意するだけで、専用GPSより長く役立つ見守り環境が手に入ります。
※本記事の料金・仕様は2026年7月時点の情報です。最新の内容は各社公式サイトでご確認ください。

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